おままごとは最高の遊び 子供がおままごとをする理由

おままごとは小さいお子さんにとって重要な遊びです。
おままごとの「まま」は「飯(まま)」のことで、家庭の様子や家事などを子供がまねて、小さいお母さん、お父さんなどになり遊びます。
実は古墳時代の遺跡からおままごとの道具らしきものが出ているといいますから、歴史も非常に深いのです。

成長していく中で次第にこうしたおままごと遊びは亡くなっていきますが、小さいお子さんはおままごとが大好きです。
赤ちゃんは生まれてから人のまねをしながら色々なことを吸収し大きくなります。
普段身近な人がしていることをまねて、生き方を学ぶためにもおままごとは重要で、子どもにとって大切な遊びです。

おままごとはこんなにメリットが・・想像力豊かになる

おままごとは普段の家族の生活を見て、それをまねて行う遊びです。
よく見ているとママの行動をよく見ていてそっくりに真似ていますし、いつも言っていることをよく覚えていて、まるで録音していたようにイントネーションまでしっかりまねている子がいます。

人まねから入った遊びも成長していくに従い、子どもが想像力を発揮してその先の行動をとっていることもあります。
お買い物に行って何かを買うとき、子どもはその商品の値段など知らないのですが、これは○○円です・・と、想像で金額を決めて伝えているのです。
また今日は○○を食べましょうなど、自分が想像しながら遊び、それによって想像力豊かになっていきます。

コミュニケーション能力を高めるのもおままごと

4歳、5歳になるとおままごとも進化し、○○ちゃんはお母さん、○○ちゃんはお父さんね、○○君は赤ちゃん役!と、役を振りわけて遊ぶようになります。
このくらいの年齢になると、想像力最寄豊かになり、他の子を入れておままごとができるようになるのです。

この時期、おままごとにはまる子も多く、一人遊びにはないコミュニケーション能力を鍛える時間となるでしょう。
一人遊びとは違い、他の子が入ると自分の我儘が通らなかったり、時にはケンカしたり、底から成長して人の気持ちを考えて役を譲るなど、コミュニケーションの取り方を学ぶことができるのです。

おままごとで子どもの語彙が増える

おままごとの様子を見ていると、え?こんな言葉知っているの?どこで覚えたの?と思うような言葉を話すことがあります。
おままごとでママ役なら、ママが話をしているときと同じように話をするので、意味も分からず使っている言葉もあるでしょう。

お友達と一緒におままごとをするようになると、常に同じ役ではいられないので、お父さん役、弟役、赤ちゃん役など、役にあった言葉を覚えることもあります。
語彙が増えるのも、おままごとの大きな魅力です。

おままごとで利用してほしいおもちゃの選び方

おままごとで想像力を養うおもちゃとしては、シンプルなものがおすすめです。
例えばカレーやスパゲティなど、本物そっくりなおもちゃがあると他のものに見立ててメニューを作るという想像のきいた遊びになりません。
シンプルなものなら、想像して何かを代替し遊ぶことができるでしょう。

おままごとでコミュニケーションを養うおもちゃはお人形です。
ちかくにお友達がいればいいのですが、近くにいない場合や兄弟がいない時などでも、人形があれば話しかけることもでき、底でコミュニケーションを再現する事ができます。
人形を購入する際のポイントは、動く、話すような人形を選ばないことです。

話をする人形だとやり取りが同じになり、様々なコミュニケーションを再現できなくなります。
シンプルな普通の人形を購入する方がお子さんの能力を引き出すことにもなるでしょう。

おままごとの中で語彙が増えるようにと考えておもちゃを購入するのなら、絵本が一番です。
ママが読み聞かせすれば子どもの耳にしっかり残りますし、絵本に出てくる言葉や、例えばお料理しているときの音、ジュージューやまな板の音、トントンなど、様々な表現を覚えます。

おままごとで子どもの成長を促すためのおもちゃは、現代の技術が利用されている高度なものではなく、昔からあるシンプルであきのこないおもちゃです。
どこでも手に入るものなので、お子さんに購入してあげるといいでしょう。