男の子はなぜ電車に惹かれるの?

女の子の中にも稀に電車が好きな子がいますが、男の子は本当に電車が好きな子が多いです。
遊びに行っても遊具には目もくれず、その横を通る電車にくぎ付けという子もいて、男の子にとって電車は一度は好きになる乗り物なのかもしれません。

この男の子が電車好きになる理由は年齢によって色々な理由があり、また、子どもにとって電車というのは成長する際役に立つ乗物といえます。
子どもが好きな電車は、ママ、パパにとって役立つ乗物となる可能性もあるのです。

2歳・3歳はママとの一体感が関係する

2歳、3歳のお子さんをもつママたちの中には、お子さんがぐずって機嫌が悪いとき、電車を見せに行く・・という人もいるでしょう。
あ、○○が好きな青い電車だね、急行が通ったねなど、言葉を話せるようになると、親がびっくりするくらいに電車の名前を言う子供もいます。

実は子供が電車を好きになる理由には発達によって段階があるといわれており、2歳から3歳くらいは、電車の形と名前を一致させる、また同じ形のおもちゃを所有することなど理解していく時間といわれています。
これはこれ、こっちはこれと、モノの違いを判断する、違いに気が付くようになるなど、このころの子どもにとってとても大切なことを覚えるいい機会になるのです。

電車ごっこで想像力豊かに成長する

4歳くらいになると男の子は「ごっこ」遊びに夢中になります。
なんとかライダー、なんとかレンジャーになって悪者をやっつけるなど、大体お父さんが割るものなので結構本気でたたかれて痛い目にあうこともあるでしょう。

この時期子供は、現実とは違う出来事ではなく、遊びの中に現実の世界を取り入れるようになるといわれています。
自分は正義のライダーで、お父さんは悪者、つまり、現実社会でもいい人と悪い人がいて、いい人が勝つのだという社会的なルールを取り入れているのです。

お父さんと遊んでいるときも、今まで電車になっていて次は○○駅に到着だ!といっていたのに、いきなり車掌さんになって止まってくださいねーといってみたりします。
ときにはお父さんを保育園のお友達に見立てて、じゃ○○君次の駅で僕(電車)に乗ってねと言ってくることもあり、想像の世界が大きく広がっていることがわかります。

お父さんにとって電車は子どもとのコミュニケーションになる

お子さんにとって電車は色々なことを学べるものとなっていますが、お父さんにとってはお子さんとコミュニケーションをとるきっかけとなることもあります。
お母さんは痛い思いをしてお子さんを産み、おっぱいをあげることでお子さんとコミュニケーションをとれますが、お父さんは痛い思いをすることもおっぱいを飲ませることもないため、お子さんとのコミュニケーションの取り方に迷ってしまうこともあるでしょう。

そこに電車というアイテムが出てくれば、電車をきっかけにしてママとは違うコミュニケーションをとれるようになるかもしれません。
電車のことに疎い人でも子どものために少し勉強すれば、子どもと一緒に電車を通じて豊かなコミュニケーションが取れるようになるでしょう。