外を歩く幼児

保育園選び

ママが働くには子供を保育園に預けないといけません。保育園には認可保育園と無認可保育園があります。どちらも保育園には変わりありませんが、国の認可を受けている保育園と、国の認可を受けていない保育園にはいくつか違いがあります。家の近くに両方あった場合、どちらを選べばいいのか?

イメージ的には認可保育園の方が安心できそうですが、入れるところが無く無認可保育園しかなかったら?違いを知らないとどうしていいかわからなくなってしまいますよね。これから保育園選びをするママに向けて、認可保育園と無認可保育園の違いや、それそれのメリット・デメリットを紹介します。

認可保育園

認可保育園は、保育園の広さや人数などによって定められる保育所最低基準を満たしていて、都道府県知事にも認可されています。定員は60名ですが、規模が小さいところは20人以上となります。0歳~1歳児までの保育室のスペースは1人につき3.3平方メートルあること、保育料は親の収入によって異なりますが、10,000円~40,000円くらいです。

営業時間は11時間までで、延長はありません。保育料は市区町村が徴収し、申し込みも市区町村の窓口になります。広さもあって設備も充実していますが、仕事や病気で日中子供の面倒を見られない人しか申し込みできません。

無認可保育園

これに対して無認可保育園には、国が定めた保育所最低基準は満たしておらず、都道府県知事の認可もありません。その代わり定員は各保育園によって異なりますので、決まりはありません。保育料は各施設で自由に決められますので、認可保育園に比べると少し高めです。営業時間にも定めがなく、各保育園が自由に決められます。延長保育や24時間保育が可能になるので、夜遅くまで働くママや夜の仕事をするママには心強い存在です。

規定がないため自由度が高いのはメリットです。ユニークな教育方針を取り入れているところも多いです。庭園がないので外で遊ぶ場合は、近くの公園に行くので、遠足気分を味わえます。認可保育園は両親とも働いていて子供の面倒を見られない人しか入園できませんが、無認可保育園は働いていない人も料金を支払えば預かってもらえます。認可保育園は「公立の保育園」で、無認可保育園は「私立の保育園」と憶えておくといいでしょう。

働く人にとっても重要な問題

ちなみに、保育士を目指す人にとっても、認可保育園か無認可保育園かは重要な問題になるため、求人情報には認可か無認可かがしっかりと明記されています。なぜ重要かと言えば、働き方に大きな差が出るからです。たとえば、営業時間が一定の認可保育園は、就業時間がある程度決まっていることが多いのに対し、無認可保育園は夜間や休日にも営業していることが多く、シフト制の勤務スタイルであることが多くなっています。

そのぶん、保育園によって給与や休日日数なども大きく異なるので、保育士として就職や転職をする際には、認可保育園か無認可保育園かを確認したうえで、応募するのが賢明です。