子育てによる意見の食い違いはどこでも起こること
どれだけ仲の良い夫婦であっても子育てにおいて意見の食い違いは出てきます。
大切な子どものことだからこそ、両親ともに一生懸命考えるし、食い違いや対立が起きるものです。
しかし意見が食い違った状態では夫婦関係も家庭の空気も良くないですし、問題も解決しません。
もしも食い違いが起こったらどのような行動をとればよいでしょう。
食い違いはなぜ起こるのか
父親と母親はそれぞれに育児に理想を持っているものです。
男女はどうしても考え方が違うものですし、生まれ育った環境も違います。
そのためどうしても意見の食い違いは出てきてしまうものです。
夫婦であっても子どもにこうなってほしいという理想は違います。
さらに男女の性差があるのでいつも必ず同じ意見ということはあり得ません。
夫婦の中で食い違いが起こることは決して悪いことではなく、大切なことは食い違いが起こっている状態をどのように改善するかです。
食い違いが起こったらどうすればよいか
夫婦での意見の食い違いが起きたら放置しないことが大切です。
ケンカをしてしまった状態を放置すると家庭内の空気も悪くなり、子どもも居心地が悪くなってしまいます。
リラックスして家族の時間が楽しく過ごせるようになるためにも、意見がぶつかって険悪になったらできるだけ早めに話し合いの時間を作るようにしましょう。
ただし、お互いにかなりカッとなっているような状態の場合にはすぐに話し合うのは危険です。
お互いに口調も荒くなってしまいがちですし、冷静に話ができなくなってしまいます。
もしも今は冷静に話せないと感じたら、お互いに一晩ほど考えて落ち着いて話せるところで話し合いましょう。
話し合いではどんなことを話すのか
話し合いをする際には冷静にお互いの意見を交換し合うようにします。
話を聞いている間は否定を挟まないようにしましょう。
まずは相手の思っていること、考えていることをすべて聞いて、お互いに意見を伝えあったうえでお互いの意見が共通しているところ、相反しているところをまとめていき、子どもの性格や意見を尊重しながら何が最適解か話し合うようにしていきます。
もちろん常に話し合って意見がまとまるとは限りません。
ときにはお互いの意見がずっと交わらないこともあります。
その際には第三者の意見を聞くことも参考になりますし、いったん話し合いを中止するのも有効です。
すぐに答えを出さなければならないものの場合、その場で答えが出ないのであれば答えを決めるべき時期ではない可能性もあります。
少し時期を置いて子どもの成長を確認したり、夫婦の意見の変化を経たりして改めて話し合うと意見がまとまることもあるのです。