子どもは比べてはいけない

子どもにはそれぞれ個性があります。
成長の度合いも人それぞれです。
きょうだいであったとしても同じようには成長しません。

頭ではわかっていても人はどうしても比べてしまうものです。
ほかの子よりもできない、苦手、といったものがあると不安になってしまいます。
どうすればほかの子どもと比べることなく成長を見守ることができるのでしょう。

ほかの子どもと比べてしまうとき

ほかの子どもと比べてしまうときというのはどのようなときがあるでしょう。
比べがちなところを知っておくと、他の子と比べるのをやめることができるきっかけになります。

発達の遅れが気になると、どうしても子どもの成長や発達異常を心配してしまうものです。
おすわりができない、歩けない、話せないといったものは他の同月齢の子たちがしているのをみると心配になってしまいます。

きょうだいがいる場合には特に同じころには何をしていたのに、何ができたのに、という違いに目が行きがちです。
他所の家の子だと比べずにいられる人でも、自分の子どもたちだと比較してしまう傾向があります。

子どもを比較しないためにできること

子どもには敏感期があるといわれています。
モンテッソーリ教育の考え方で、子どもの興味関心が向いている方向と同じ学びを与えると能力が目覚めやすいという考え方です。

敏感期は人によって時期も違いますし、反応する内容も違います。
そのため成長が遅いとか、他の子と興味関心が違うとかと感じたら敏感期の違いなのだと判断しましょう。

中には他の子たちが興味を持っていることで自分も興味を持ち動き始めることもあります。
全く他の子たちの楽しんでいるものに興味を示さない場合には、他のものを提示するのも一つの方法です。

次に自分の子どもの成長にだけ焦点を当てるようにします。
比べてしまうと、子どもができたことも他の子よりも劣っていると感じたり、遅れていると感じたりしてしまい、正当に判断できなくなる原因です。

あくまでもその子ができるようになったことを褒めるようにしましょう。
大人も比較されることは好きではありません。
子どもも比較されても喜ぶことはないですし、自己肯定感を下げてしまう原因です。

小さなことでも褒められると子どもは嬉しいですし、もっと頑張ろうという気持ちが持てます。
褒められたことをきっかけにできなかったことにも取り組んだり、新たにたくさんのことができるようになったりするものです。
褒めるときにはしっかりと褒めていることが伝わるように目線を合わせること、少し大げさに褒めること、場合によっては抱きしめたり頭をなでたりといったスキンシップを取り入れるようにしましょう。

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