かつては中高年のものと思われていたEDですが、最近では20~30代でもEDに悩む方が増えています。もしも性行為中、男性の様子がおかしくて「EDかも!」と思ったら、パートナーである私たちが絶対にとってはいけない応対があります。それは、心配から「あなたEDじゃない」といきなり尋ねるのとで、NGです。男性はものすごくナイーブになっているので言葉やタイミングを選ぶようにしましょう。ここではそんな時に備えて、EDの男性に配慮した対策法について解説していきます。

EDの症状

EDとはErectile Dysfunctionの略で「勃起障害」を意味しますが、その症状には次のようなものがあります。

  • セックスの頻度が減ってきた
  • 誘っても断られるようになった
  • ベッドの中で立たなくなった
  • 途中で萎える(中折れ)

などの症状がおこった場合、EDかもしれません。

そんな時、心配から「あなたEDじゃない」といきなり尋ねるのはNGです。言葉やタイミングを選ぶようにしましょう。

ED疑惑のパートナーへの接し方

パートナーがEDと思ったら、2段階で進めていきましょう。

  • 1段階目:原因を探す
  • 2段階目:ED治療をすすめる

EDの原因を探す

EDの原因には年齢的な劣化によるもの以外に、下記のような分類があります

  • 器質性ED 血管や神経の傷害による原因
  • 心因性ED 精神的なストレスによる原因
  • 薬剤性ED 特定の薬による原因
  • 複合型ED それらが組みあわさることによる原因

特に20代~30代の若い男性に多いのが心因性EDで、様々なストレスによって引き起こされます。

例えば、会社でこれまでに無いプレッシャーにさらされて精神衰弱になっている。また、過去にSEXの時失敗したり、女性に誹られれたりしたことがありそれがトラウマになっている。さらに、こうしたことがなくても日常の忙しさからSEXがめんどくさくなってしまったというケースもこの心因性のEDに入ります。

複合型EDは抗うつ薬や睡眠薬を服用している方や高血圧を抑える薬を服用している場合にもその副作用でEDになることがあります。

ED治療をすすめる

EDを治すには、ED治療をすすめるのが最善ですが配慮が必要です。EDはある意味、風邪の様に医師に診断を受けて、風邪薬を服用して治すというような、とても単純な治療になります。しかし男性はEDだとそのような割り切りができないことが多いのです。「衰えた自分を認めたくない」というプライドが男性にはあるからです。早く治してほしいとか、執拗にSEXに誘うとかしてはかえって逆効果です。女性は「EDであることを気にしていない」と伝え、相手の気持ちを汲み取ってあげましょう。その中で男性が治療しようという気持ちになるまで待ってあげる姿勢も大事です。

ED疑惑を機会に夫婦の性生活を見直してみるのもいいかもしれません。

ED治療薬について

ED治療は単純な治療と申しました。しかし、必ず医療機関へ来院し、ED治療薬を処方してもらう必要があります。
主なED治療薬としてはバイアグラが有名ですがその他に日本でED治療薬として承認を受けている薬があと2種類あります。それぞれのED治療薬の特徴に則って、正しい服用方法を守る必要があるからです。

通販サイトには気をつけて

ED治療薬を手に入れようと通販サイトを利用するのはやめておきましょう。国内でED治療薬を手に入れるには医師の処方が必要です。そのため、ドラッグストアや薬局でED治療薬は販売されていません。通販サイトで販売されているED治療薬は海外からの個人輸入という形で入手することになります。しかし、このようなサイトは偽造品が大半を占めていて、効果がないばかりか思わぬ健康被害も予想されます。安全に手に入れるためにも医療機関で処方を受けるようにしましょう。