育児の時短勤務・・法律があるって知っていますか?
育児中に勤務していく中で、保育園のお迎えなどで定時まで勤務できないという事もあります。
こうなるとパートになった方がいいかなとキャリアを切って、パートになるかもいますが、こんな時に利用してほしいのが、育児時短勤務という制度です。
育児時短勤務制度は、3歳に満たないお子さんを養育する労働者に対するもので、女性以外男性も利用できます。
この制度では、1日の労働時間を原則5時間45分から6時間としており、労働者全員が対象となるわけではありません。
勤続年数が1年に満たない場合など、条件があるのでよく理解する必要があります。
育児時短勤務制度の体験談・・利用の前に夫とよく話し合う
育児時短勤務を利用する場合、利用する人にとっては職場内で孤立しないか、また給料が下がらないか?など気になります。
実際に体験された方の体験談を聞いてみれば、その不安も少なくなるでしょう。
育児時短勤務制度を利用したAさんは、この制度を利用する前に夫としっかり話をして、育児、家事の分担を行ったといいます。
「夫が午前様になるくらいの激務。そのため育児はほぼできない状態です。そこで育児時短勤務制度を利用しましたが、皿洗いやお風呂掃除、ごみ捨てなどを夫に分担してもらいました。午前様になって帰宅し、作ってあるご飯を食べたら私と子供の食器も一緒に洗ってもらう、お風呂に入ったら最後に洗って出てもらう、こうすることで、私が帰宅した時の負担が少なくなります。」
こうした約束事を夫婦間で決めておくことも重要です。
2人目の妊娠・・育児時短勤務中だったので不安だったBさんの場合
1人目を生んで育児時短勤務をしている中で2人目を妊娠したBさんは、職場復帰をしたばかりでほかの方にまた負担をかけてしまうことに苦悩しました。
「看護師という仕事なので復帰した時には夜勤もできるからという約束でした。しかしその中で2人目の妊娠。育児時短に加えて妊婦なので無理ができない、夜勤もなしという状態になり、周りがどう思うのかすごく気になりました。しかし周囲は本当に優しく、元気な子を産むのが仕事と対応してくれました。」
職場によっては違う対応になる頃もありますが、ママたちが多い職場なら自分が苦労したこともあり、よく理解してくれるでしょう。
この体験談にあるように、職場にしっかり話をして時短勤務を利用すれば、パートになるという選択をしなくてもキャリアを継続できます。
ただAさんのように夫とよく話し合う事や、職場の理解が得られるようにきちんと相談することも必要です。
全く違う対応となる職場で、時短勤務がつらい状態になるようならそこでパートへの切り替えや転職などを考えればいいでしょう。